ホームページの数値には顧客のホンネが隠されている
器のどこに穴があるか、知りたくはありませんか?
器に水を汲んで運ぶ人がいるとしましょう。目的地について器に残っていた水の量が利益だと言っても良いでしょう。最初に器に入れた水が100%として、目的地で入っている水が何%まで減っているか? これには誰もが関心があるはずです。
もしかすると運び方が乱暴で、揺れたせいで水がずいぶんこぼれたかもしれません。次にときにはゆっくりていねいに運んだ方が良いでしょう。もしそれでも最後に水が10%しか残っていないとしたら?
きっと、器のどこかに穴があいているのです。どこにどれだけの穴があいているのか、気にならない人はいないでしょう。
今のWebは穴だらけです。総ページビュー数しか見ない役員は、Webというものが汲んできた水が毎月少ないことにがっかりしているのかもしれませんね。残った水の量だけ見ていると、それがどれだけ「もったいない」出来事の結果であるのかが分かりません。どんどんもれていった残りしか眺めていないことになるのです。