ソーシャルメディアで知られるエンゲージメントをマーケティングにどう活かす?
何度も聞いてきた言葉なのに…
「エンゲージメント」という言葉、どこかで聞いたことが何度もあるのに、ずっとピンと来てなかったんですね。
そもそも、婚約指輪のことをエンゲージリングと言うのは和製英語だそうで、本当はエンゲージメントリングと言うのです。エンゲージは動詞ですから、リングとくっつけるのは無理があります。
ちなみにある世代にとっては「エンゲージ」とは河合奈保子さんの歌のタイトルだったりする。
さらにある世代にとってはフランス語で「アンガージュマン」と言えば「ああ!」と分かったりするのではないでしょうか。これはサルトルのおかげですっかり「政治参加」「社会参加」を意味する言葉になっていますが、もともとは「契約」「誓約」から「拘束」とわずらわしい意味もあったそうです。
もう1つ、機械などの世界で「ゲージ」と言えば、大きさなどの尺度のことを意味しますね。編み物のゲージなどの言葉も耳なじみのあるものです。大きさがぴたっと合う感じで言うと、エンゲージメントは歯車が噛み合わさった状態を意味します。それは「最適」でもあり「拘束」でもある。何となく意味深長ですね。結婚生活が後者を意味するとは言いませんが…。