ソーシャルメディアで知られるエンゲージメントをマーケティングにどう活かす?
御社は誰とエンゲージするのか、から考えていかなければならない
また難しい言葉が独り歩きしている。「エンゲージメント」。ソーシャルメディアの世界で良く使われる言葉なのだが、今この考え方が企業のマーケティングにとって欠かすことのできないものになりつつあるという。
この言葉、実際には難しいものでも何でもない。誰かがあなたの会社や製品を好きだと思っているということだ。ところがこれは企業にとって、少なくとも日本の「無口な」企業にとってなかなか扱いにくいものになっている。まったく知らないところで誰かが「いいね!」と言っていて、それはうれしいことなのかどうなのか。それは売上に結びつくことなのかどうなのか…
もちろんアメリカなどからたくさんの「成功事例」は聞こえてくるのだが、本当にエンゲージをとらえてビジネスに活かすためには、何が必要なのだろうか。本稿では「エンゲージメント・マーケティング」という言葉を仮説として提示し、そこに欠かすことのできない要素を検討していく。ソーシャルメディアが個人の楽しみの中に深く入っていくのは、それはそれで良い。企業が自社の活動に活かすことができるかどうか、それが問題なのだ。
エンゲージメント・マーケティング 一覧
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